こぼれ話
穴切大明神のからす(甲州弁古老話)
今でも穴切さんの参拝ん時に、拝殿の中あ覗くと止まり木に鎖で繋がれとうからすが見えるだけんど。このからすは、あの彫刻の名人左甚五郎が彫っとうだっちゅうこんだけんど。いつん頃っからか、このからすん夜な夜な飛び回るようになっとうだと、せっかく名人が彫っとうからすが、どっか行っちゃっちゃあ困るから止まり木に鎖で繋いどうだと。
ふんな訳で今でも繋がれてるっちゅうこんだよ。俺ん、小っくい時、親から聞いた話でごいす。
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難逃れの神社
当社は長い歴史の中、数々の戦乱、震災、戦争等の大難から逃れてきました。
近くは、太平洋戦争時の甲府大空襲のとき周りは大被害を受けたにもかかわらず当社だけは無傷で残りました。そのため、当社は難逃れの神社として県内外の人々の崇敬を集めています。その時残った拝殿は、韮崎新府城跡の藤武神社へ寄進されています。
藤武神社 |
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八咫烏につて
八咫烏とは、当社祭神素戔鳴命のお使い(眷属)で、日本を統一した神武天皇を大和の橿原まで先導したという故事に習い、導きの神として信仰されています。
八咫烏の「八咫」とは大きく広いという意味で八咫烏は太陽の化身で三本の足があります。この三本の足は、それぞれ天、地、人を顕すと言われています。
「天」とは、天神地祇(あまつかみくにつかみ)のことで、すなわち神様の事。『地」とは、大地を示し我々の住む自然環境を指します。つ まり、太陽の下神と自然と人が家族兄弟であることの象徴として二千年前から示されています。近年はサッカーの守護神として尊崇されています。
サッカー神社
八咫烏といえば日本サッカー協会のシンボルマークとして使用されていることで知られています。当神社の祭神、素戔鳴命の眷属(お使い)が八咫烏であるところから、サッカーの守護神としてサッカーに携わる人達の崇敬を集めています。そのシンボルとして境内にサッカーゴールを宮司が設置したところ、これが評判となり、テレビ番組の「なるほど珍百景」にも取り上げられ話題となりました。
サッカーゴール |
日本サッカー協会のシンボルマーク |
本殿裏の石柱
本殿の裏に古びた石柱があります。この石柱は、穴切大神社がこの地に創祀された当時、御神体として崇拝されていた石と伝えられています。
改築当時の顔料
改築当時の安土桃山時代に使われていた顔料が残されています。
さざれ石
国家「君が代」の中に歌われているさざれ石が奉納されています。
【奉納者】
学校法人 数野学園 しらゆり幼稚園
理事長 数野 三郎様
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